浸水氾濫解析システム Q&A ('25.10.15)
1.適用範囲 |
Q1−1. |
この製品は何を計算できるか。 |
A1−1. |
表面流モデルの計算、河道の一次元不定流計算、氾濫原の二次元不定流計算を行います。
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Q1−2. |
「等流・不等流の計算・3DCAD」、「小規模河川の氾濫推定計算」との違いはなにか。 |
A1−2. |
本製品では、時間ごとの水位、流量の変化を計算できることが大きな違いです。
本製品は、河道の計算を行い、河道から氾濫した流れは氾濫原に与えて浸水氾濫解析を行います。
河道は一次元不定流計算を行います。
氾濫原は二次元不定流計算を行います。
氾濫原の二次元不定流計算では、氾濫流が地形上を拡散する流れを解析することができます。
「等流・不等流の計算・3DCAD」は、氾濫時でない、通常時の河道の流れを計算します。
「小規模河川の氾濫推定計算」は、不等流計算を利用して氾濫域を推測します。
氾濫域が拡散する現象は、本製品(浸水氾濫解析システム)で行う必要があります。
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2.表面流モデルの計算 |
Q2−1. |
表面流モデルとは何か。 |
A2−1. |
流域の降雨強度を元に、河道に流れ込む流量ハイドログラフを計算します。
河道計算の側方流入量として設定することが可能です。
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Q2−2. |
この製品で計算可能な表面流モデルは何か。 |
A2−2. |
貯留関数法と、Kinematic wave modelの計算機能を用意しています。
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3.河道計算 |
Q3−1. |
合流、分流の計算は可能か。 |
A3−1. |
可能です。
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4.浸水氾濫解析 |
Q4−1. |
氾濫流はどのように定義するか。 |
A4−1. |
河道計算の氾濫流を使用して浸水氾濫解析を行います。 |
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Q4−2. |
河道はどのように配置するか。 |
A4−2. |
河心線配置画面で、上流端から順に河心線の座標を入力、または地形上をマウスでクリックして河道を配置します。
配置後に、河道断面画面で個々の河道横断面を修正することが可能です。
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Q4−3. |
河道はどのように配置するか。 |
A4−3. |
氾濫流の計算は「洪水浸水想定区域図作成マニュアル(第4版)」(平成27年7月)P.15〜P.19の「(5)河川からの氾濫流量計算」〜「(7)溢水・越水の条件および堤防の破堤等条件」を参考にしています。 溢水・越水氾濫の場合、入力画面「溢水・越水条件」で指定した水位を超えたときに氾濫します。 破堤氾濫の場合、入力画面「破堤条件」で指定した条件に達した時、堤防を破壊し氾濫します。 また、破堤氾濫の場合、通常は一か所、左右どちらかでのみ破堤が起こります。 この画面で全氾濫箇所の条件を設定した後、入力画面「河道不定流計算|ケース氾濫条件」でケースごとに氾濫箇所を指定してください。 破堤のサンプルデータ「sample2.FLD」もご参考ください。
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5.その他 |
Q5−1. |
計算書の出力は可能か。 |
A5−1. |
可能です。以下の手順で出力します。
- 入力データを作成します。
- 結果を出力する場合は、あらかじめ計算済みの状態にしてください。
- メイン画面の「計算書作成」ボタンをクリックします。
- 「出力項目」画面で出力項目を選択して「プレビュー」ボタンを選択すると、印刷プレビュー画面が表示されます。
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